日本初の保健・医療・福祉のための靴とは ?
100%国産です
現在の日本で販売されている靴の大部分は、デザインだけではなく、健康志向までが「流行」を基準に、それもほとんどが低賃金を求めて海外で生産されています。
最終工程のみ日本で行えば「日本製」表示ができるため、100%国産は皆無に近いのが現状です。それは、ドイツ等からの輸入靴も同じで、ほとんどが本国生産ではありません。グローバル経済下の価格競争の結果です。
しかし、靴本来の「歩くための道具」としての機能性は、目に見えない部分によって支えられており、また、その機能を維持するためには、使用頻度に応じて適切な修理も必要なため、足の保健靴にとっては、国内の信頼できる技術者による適正価格での生産が必須なのです。
そのため、一般市場の靴とは価格競争はできませんが、日本の労働者、職人が確かな技術で生産した「足の保健のための靴」を、修理をしながら10年以上履き続けるという、新しい靴文化の観点から普及させたい靴なのです。
ほんとうに足の健康に役立つのか ?
「外反母趾でも痛くない」「ひざ痛を改善する」・・・等々、それぞれが固有のアイデアで開発された「健康靴」が多く見受けられます。
私たちの「足の保健靴」は、そのような特別のアイデアで開発されたものではありません。
それは、ドイツで確立した「健康靴技術」(整形外科靴技術)によって、日本人の足と歩き方の実情に対応させて開発した靴にすぎません。
その意味では、日本初とは言っても、靴の技術としては、すでにドイツにおいては100年近く前に確立していたものですから、特別新しいものではありません。
新しいのは、その技術が従来はドイツ人のために生かされていたのに対して、ドイツ人とは異なった日本人の足と歩き方を考慮して、「日本人のための健康靴」になるように、まさに日本人のために、その技術を生かしたということです。
特に、ドイツ整形外科靴技術に基づき設計された、日本人の標準的な足の骨格に対応したフットベット(中敷)が、足のアーチを支え、立位、歩行時のバランスを安定させることによって、外反母趾をはじめとした骨格の崩れが原因の種々のトラブルに対する予防、改善機能を発揮します。
また、靴本体は、踵を支えるしっかりしたヒールカウンター、スチール製シャンクで支えられた強靭な靴底等、本来の「歩行具としての靴」には当然の構造に加え、やはり、ドイツ整形外科靴技術に基づく安定歩行のための種々の配慮がなされています。
その結果、「足の保健靴」で歩くことによって、日本人の足のトラブルでもっとも一般的な「開張足」の予防効果が期待できることを、実際に検証することができています。